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大師寺 からのお知らせ
2010年04月28日
真如の月
日本の文学に「真如の月」という表現がある。
真如という語が理解しにくい仏語であるのは、直感的な認識を必要とするからだろう。
弘法大師は『請来目録』でいくつかの曼荼羅を目録に揚げて「法は本より言なけれども、言にあらざれば顕れず。真如は色を絶すれども色を待ってすなはち悟る」と説いている。
五彩豊かな曼荼羅は生命の世界という、いわば絶対有、妙有の境界であるから、大師はこうした説明をくわえたのにちがいない。
「花はさかりに、月はくまなきをのみ見るものかは」 (『徒然草』第百二十七段)という兼好の無常観にも認められる。
爛漫たる開花、くまなき満月は真如そのものの世界であるが、それは無常を実相とするものであればこそ、妙味があるのである。
「うき世にはとどめおかじと春風の 散らすは花を惜むなりけり」------西行の歌 |