大師寺とは
彦根へ来たら一番に参る小さなお寺です。
滋賀県でも数少ない真言宗のお寺です。彦根駅から徒歩5分のところにあり、「彦根駅前の弘法さん」として親しまれています。
さて、当山は、昭和六年に開山真浄法尼が一人の僧に草鞋代を喜捨したことから始まり、不思議の霊験を授かり九十二歳で入寂するまで多くの衆生済度の修行を実践され、彦根における弘法大師信仰の発祥の寺院として今日にいたっております。
当山にては、菩提寺が無くてお悩みの方、菩提寺が遠くて先祖供養が出来ないという方ご相談下さい。皆様方のご先祖様や故人のご冥福をお祈り致します。 また、ご葬儀・法事・先祖供養・水子供養・月参り・春秋彼岸、お盆参り・悩み事・開運厄除祈祷等ご相談承ります。
TEL 0749-22-7304
※当寺では壇家さんへのお参りなどでやむを得ず留守にする事があります。
ご祈祷やご供養・悩み事相談を申し込まれる方は、事前に予約をお願いします。
まずはお電話ください。
彦根へ来たら一番に参る小さなお寺です。
滋賀県でも数少ない真言宗のお寺です。彦根駅から徒歩5分のところにあり、「彦根駅前の弘法さん」として親しまれています。
さて、当山は、昭和六年に開山真浄法尼が一人の僧に草鞋代を喜捨したことから始まり、不思議の霊験を授かり九十二歳で入寂するまで多くの衆生済度の修行を実践され、彦根における弘法大師信仰の発祥の寺院として今日にいたっております。
当山は、宗祖弘法大師をご本尊とし、脇仏には波切り不動明王を安置しております。
毎月21日は弘法さんのご縁日、28日は不動明王のご縁日で、護摩祈祷を厳修しております。
真言宗は、弘法大師(空海)が開いた宗派です。密教の根本となる本尊は「大日如来」(だいにちにょらい)です。大日如来は、宇宙の真理そのものを意味します。つまり、この世のすべてのものには「いのち」が宿っており、その「いのち」こそが大日如来であるということです。それは、仏様は遥か彼方、遠い存在にあるのではなく、いつでも、どこにでも存在しているということを意味します。
弘法大師はこの真理を知ることにより、いかなる者であっても仏と成ることができる「即身成仏」(そくしんじょうぶつ)という教えを説かれました。
宇宙の全てのものが、大日如来の「いのち」の顕れとして平等であり、相互に助け合うことによって、その「いのち」を生かし、すばらしい個性を発揮することで、「いのち」を生かされているという「感謝」の認識だけではなく、その「いのち」をどう生かしていくかということを説く、「実践的」な教えなのです。
<開山真浄法尼>
<金剛界種子曼茶羅>
<波切り不動明王>
<胎蔵界種子曼茶羅>
大師寺の歴史を記した貴重な資料にも、「真言宗の信徒は甚だ稀であったから、弘法大師の霊徳を知るものは殆どなく」と記されています。
大師寺は、日本随一の寝弘法さん奉安の寺として有名です。この寝弘法さんの頭中には、京都東寺よりお分けいただいた「お舎利(しゃり)さん」(=お釈迦様のご遺骨の一部)が奉納されています。「南無大師遍照金剛…」とお唱えしながら、寝弘法さんの頭や体を撫でてお願い事をするとご利益があるといわれています。
大師寺を開山された真浄法尼が横たわり、仮死状態になって弘法大師様のご託宣をお聞きになったという逸話から作られたのがこの寝弘法さんといわれています。
大師寺は、「彦根一箇所七福神」と呼ばれる七福神の石像がそろっている一箇所七福神でもあります。
恵比寿(えびす)
真言 ナムエビスタイジン
恵比須神は、七福神の中で唯一日本生まれの神様です。海からの恵み、つまり大漁をもたらしてくれる福神として、また、商売繁盛の神として信仰されています。左手に抱えておられる鯛は(たい)は「めでたい」のたい。芽の出る意味もあり、無病息災・子孫長久・家業繁栄など、めでたいことをお授けくださいます。
御詠歌 釣り上げし 魚(うお)を宝と抱きしめて 笑う恵比寿は 福の神
大黒天(だいこくてん)
真言 オンマカギャラヤソワカ
古代インドの神さまです。我が国の「大黒(だいこく)」と「大国(だいこく)」の音読みが同じことから次第に日本伝統の神さまに数えられる大国主命(おおくにぬしのみこと)と習合して糧食・財宝・福徳の神として信仰されています。
御詠歌 打つ小槌に 宝の雨をふらしつつ 無福の民を 救う御神(おんかみ)
毘沙門天(びしゃもんてん)
真言 オンベイシラマンダヤソワカ
古代インドの神さまで、北方世界を守護しています。魔を寄せ付けぬための甲冑(かちゅう)をつけ財宝をもたらし心に勇気と決断を与えてくれるという物心ともどもの福徳を施す神です。
御詠歌 魔を降す 猛き姿にひきかえて 情けにあまる 福徳の神
弁財天(べんざいてん)
真言 オンソラソバテイエイソワカ
七福神の中でただ一人の女神・弁天さまは、知恵・技芸・財物の福徳を有するといわれ、学問・芸術の守護神として信仰されています。
御詠歌 ひく琵琶の 妙なる音(ね)にも似たるかな 福を喜ぶ 諸人(もろびと)の声
福禄寿(ふくろくじゅ)
真言 オンマカシリソワカ
とてつもなく長く大きい頭、背が低くて、あごにひげをたくわえた温和な福禄寿は年齢は数千年といわれる中国の仙人です。福(幸福)・禄(生活・経済の安定)と寿(健康にして長命)との三つの福徳を授ける福の神として人々の信仰を集めています。あかざの杖を右手に、如意宝珠を左手に、鶴亀を従えています。
御詠歌 仰ぎ見る その御頭の長きごと 延寿の徳を 与えまします
寿老人(じゅろうじん)
真言 オンバザラユセイソワカ
中国道教の祖、老子が仙格化されたもといわれる長寿延命の神さまです。白髪頭で長寿の福徳を記した巻物をつけた杖を右手に持つ姿が描かれます。左手には桃の実を持ってる。千五百歳を超えた玄鹿(げんろく)を連れています。
御詠歌 玄鹿の 命長きにあやかれと 杖を引きつつ 世を救う神
布袋尊(ほていそん)
真言 オンマイタレイヤソワカ
布袋尊は七福神の内でただ一人中国の十世期ころ実在した禅僧で、布袋和尚その人です。常に微笑みをたたえて容貌福々しく、体躯肥大(たいくひだい)、粗末な衣をまとった姿は物事にこだわらない人格の大きさを感じさせます。世人は弥勒菩薩の化身と信じ尊び画幅(がふく)にして信仰したといいます。
御詠歌 限りなき 宝の布袋みてはげめ 笑う門には 福来たるなり