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2018年02月23日
自転車を安全に利用するために・・・・・・
自転車関連事故は大きな社会問題となっており、自転車利用者のルール遵守とマナー向上に対する国民の関心が高まっています。ここでは、自転車を安全に利用するために皆さんに守っていただきたいルールとマナーをご紹介します。 1.あなたの自転車安全利用度は?あなたは日ごろ、安全に自転車を利用していますか。下の項目のうち、あなたがいつも実践していることに○をつけてみましょう。
○の数が8個以上の人: いつも交通ルールを守って安全な自転車利用を心がけている人です。これからも安全に気をつけて、快適な自転車ライフをお楽しみください。 ○の数が4個~7個: 自転車を安全に利用するための意識が少し薄いようです。交通ルールは知っているだけでなく守ることが大事です。 ○の数が0個~3個 このまま自転車に乗っていると、自分が交通事故の被害に遭ったり、ほかの自転車や歩行者にけがを負わせたりする危険があります。自転車の交通ルールを一から勉強しましょう。 2.ここが危ない!自転車の事故自転車側が「加害者」になるケースが増えている警察庁の統計によると、平成27年中の自転車が(第1・第2)当事者となった交通事故は9万8,700件で、交通事故全体の約2割を占めています。 自転車事故全体の84.7%が自動車との事故です。歩行者や自転車との事故は、自転車事故全体に占める割合は低いものの、相手にけがをさせる「加害者」になるケースがあります。 そのような場合、刑罰などの刑事上の責任だけでなく、多額の賠償金を請求されるなど、民事上も大きな責任を負うことになります。万が一の事故に備えて、損害賠償責任保険などに加入することも大切です。 自転車事故の多くが交差点で発生自転車事故の多くは、交差点(交差点付近を含む)で発生しており、中でも信号機のない交差点での自動車との出会い頭事故、信号機のある交差点での自動車との右折・左折時の事故が多くなっています。 「止まれ」の標識のあるところでは、必ず一時停止をして、安全を確かめなければなりません。交通量の少ないところでもいきなり飛び出さずに安全を十分確かめ、速度を落として通りましょう。 自転車事故で亡くなった人の7割以上がルール違反自転車乗用中に死傷した人のうち、ルール違反があった割合は65.1%であり、死亡事故では、77.5%とさらに高くなっています。 信号を守る、一時停止をするなど、交通ルールは、歩行者、自転車、自動車など道路を利用する人すべてが、安全に道路を通行し、交通事故を未然に防ぐためのものです。ルールを知っているだけでなく、それをきちんと守ることが大事です。 3.守ろう!自転車安全利用五則その1 「自転車は車道が原則、歩道は例外」
その2 「車道は左側を通行」
その3 「歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行」
その4 「安全ルールを守る」
その5 「子どもはヘルメットを着用」
4.こんな運転もやめましょう携帯電話を使いながらの運転携帯電話を操作しながらの運転は、片手運転でふらつきやすいうえ、周囲を見ていないため、事故に遭ったり、歩行者にぶつかってけがをさせたりするおそれがあります。 傘さし運転傘差し運転はバランスを崩しやすくする原因となるほか、傘によって前方の視界が遮られ、前方不確認となる恐れがあります。 イヤホンやヘッドホンで音楽などを聴きながらの運転イヤホンで音楽を聴きながらの運転は、音楽に気をとられて注意散漫になったり、後ろから近づいてくる自動車の音が聞こえなかったりして、事故に遭う危険性が高まります。 5.危険な違反行為を繰り返したときは?平成27年6月1日から、交通の危険を生じさせるおそれのある一定の違反行為(危険行為)を繰り返す自転車運転者に対して、「自転車運転者講習」の受講が義務づけられました。 危険行為とは、信号無視や一時不停止、酒酔い運転、ブレーキが利かない自転車の運転など、下記の14項目です。これらの違反行為を3年以内に2回以上検挙された場合には、都道府県公安委員会により、自転車運転者講習の受講が命じられます。命令を無視し、自転車運転者講習を受けなかった場合は、5万円以下の罰金が科されます。 危険行為とは
<取材協力:警察庁 文責:政府広報オンライン> 関連リンク
https://www.gov-online.go.jp/featured/201105/index.html |