寒さが厳しくなるにつれ、ストーブなどの暖房器具を家庭内の様々な場所で使用している方も多いと思います。消費者庁には、これらの器具による火災事故の情報が寄せられており、中には子どもが巻き込まれ、死亡した事故もみられます。
1月、洗面所(脱衣所)で電気ストーブを使用中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生し、風呂場にいた男児2名が死亡した。(※1)
1月、子ども部屋に設置していた電気ストーブから当該製品及び周辺を焼損する火災が発生し、3名が負傷した。うち男児1名が重傷。(※1)
2013-2017年度の5年間における、暖房器具による火災事故は1月が最も多くなっています(※2)。
特に電気ストーブは、軽量で持ち運びしやすい製品が多いため、様々な場所で使われる機会が多く、洗面所や保護者の目が届かない子ども部屋などで使用している際に付近にあった衣類や毛布などに引火し、被害に遭ったと思われる事故が報告されています。
可燃物の近くでは暖房器具を使用しないようにするとともに、離れるときは電源を切る、完全に消火したことを確認するなどして火災を予防しましょう。また、お使いの製品がリコール対象になっていないか確認しておきましょう。(※3)
- ※1消費者安全法及び消費生活用製品安全法に基づき、消費者庁に寄せられた事故情報。
- ※2製品評価技術基盤機構(NITE)「暖房器具の事故により5年間で107名死亡~誤使用・不注意による火災を防ぎましょう~」(2018年11月22日公表)
- ※3消費者庁リコール情報サイト 製品別特集「暖房器具」
担当:消費者安全課