当山にては、菩提寺が無くてお悩みの方、菩提寺が遠くて先祖供養が出来ないという方ご相談下さい。皆様方のご先祖様や故人のご冥福をお祈り致します。
また、ご葬儀・法事・先祖供養・水子供養・月参り・春秋彼岸、お盆参り・悩み事・開運厄除祈祷等ご相談承ります。
TEL 0749-22-7304
※当寺では壇家さんへのお参りなどでやむを得ず留守にする事があります。
ご祈祷やご供養・悩み事相談を申し込まれる方は、事前に予約をお願いします。
まずはお電話ください。
大師寺 からのお知らせ
2010年11月29日
苦行と祭祀(さいし)の実行
1、わたしはこのように聞いた。或るとき尊師、ネーランジャラー河の岸辺で、ウルヴェーラー[村]において、アジャパーラという名のニグローダ樹」「=バニヤンの樹」のもとにとどまっておられた。さとりを開かれたばかりのときであった。
2、さて尊師が独り坐して瞑想しておられたときに、次のように思われた、・・・「わたしは、もはや苦行から解放された。わたしが、あの〈ためにならぬ苦行〉から解放されたのは、善いことだ。わたしが安住し、心を落ち着けて、さとりを達成したのは、善いことだ」と。
3、その時悪魔・悪しき者は、尊師が心で思われたことを知って、尊師のところにおもむいた。近づいてから、尊師の詩を以て語りかけた。・・・
「人々は苦行によって浄められるのに、その苦行の実行から離れて、清浄に達する道を逸脱して、浄くない人が、みずから浄しと考えている」と。
4、そこで尊師は、「この者は悪魔・悪しき者なのだ」と知って、悪魔・悪しき者に、次の詩を以て答えた。・・・
「不死に達するための苦行なるものは、すべてためにならぬものであると知って、・・・乾いた陸地にのり上げた船の舵(かじ)や艪(ろ)のように、全く役に立たぬものである。
さとりに至る道・・・戒めと、精神統一と、智慧と・・・を修めて」、わたしは最高の清浄に達した。破滅をもたらす者よ。お前は打ち負かされたのだ。」
5、そこで悪魔・悪しき者は、「尊師はわたしのことを知っておられるのだ。幸せな方はわたしのことを知っておられるのだ」と気づいて、打ち萎(しお)れ、憂いに沈み、その場で消え失せた。
------ブッダ・悪魔についての集成より |