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大師寺 からのお知らせ
2010年12月06日
蛇(へび)
1.わたしはこのように聞いた。或るとき尊師は、王舎城の竹林園のうちに栗鼠(りす)飼養所(しようしょ)にとどまっておられた。
2.そのとき尊師は、夜のくら闇の中で、戸外で露地に坐しておられた。雨がしとしとと降っていた。
3.さて悪魔・悪しき者は、髪の毛がよだつような恐怖を起こさせようとして、大きな蛇王のすがたを現し出して、尊師に近づいた。
4.かれの身体は、譬(たと)えば大きな一本の木から割ってつくられた舟のようであった。かれの顎(あぎと)は、譬えば、酒造人の用いる箕(み)のようであった。かれの両眼は、譬えば、コーサラ国でつくられた銅の火鉢のごとくであった。かれが口から舌を出すのは、譬えば、雷鳴(らいめい)が轟(とどろ)くときに、雷光の稲妻がほとばしり出るようねものであった。かれの呼吸の音は、譬えば鍛冶工がふいごを吹くときの轟く音のごとくであった。
5.そこで尊師は、「これは悪魔・悪しき者である」と知って、悪魔・悪しき者に詩を以て語りかけた。・・・
「空き屋に住みつき、自らを制しているかの聖者は、立派である。かれはそこで(世を)捨て去って行え。そのような人には、その生活はふさわしい。
さまよい歩く[猛獣]が多く、恐ろしいものが多く、また蚊(か)虻(あぶ)や蛇(へび)が多いが、空き屋にいる偉大な聖者は、そこで一本の毛髪さえも動かさない。[風が]天を裂き、大地を奮わせ、一切の生きものが恐れおののくことがあろうとも、
たとい胸に向かって槍(やり)を投げつけるようなことがあっても、生存の素因のうちにあるものの救護を、諸々のブッダはなさない。」
6.そこで悪魔・悪しき者は「尊師はわたしのことを知っておられるのだ」「幸せな人はわたしことを知っておられるのだ」と気づいて、その場で消え失せた。 |