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大師寺 からのお知らせ
2011年04月16日
鉢(はち)
1,〔尊師は〕サーヴァッテティー市にとどまっておられた。そのとき尊師は個体を構成する五要素(五取蘊)に関して、諸々の修行僧たちに、法に関する講話によって説き示し、勧め、励まし、喜ばせた。またそれらの修行僧たちは、意義を理解し、注意し、心の全体を傾倒し、耳を傾けて、教えを聞いた。
2,そのとき悪魔・悪しき者はこのように思った。・・・「ここで修行者ゴータマは、個体を構成する五要素に関して、諸々の修行僧たちに、法に関する講話によって説き示し、勧め、励まし、喜ばせた。またそれらの修行僧たちは、意義を理解し、注意し、心の全体を傾倒し、耳を傾けて、教えを聞いた。では、わたしは修行僧ゴータマに近づいて、眩惑(げんわく)してやったらどうだろう。」
3,そのときに、多くの鉢が、〔乾かすために〕屋外に置かれていた。
4,そこで悪魔・悪しき者は、牡牛のすがたを現して、それらの鉢に近づいた。
5,そのとき一人の修行僧が他の修行僧にこのように言った、・・・「修行僧よ、修行僧よ。この牡牛はこれらの鉢を破壊するであろう」と。
6,このように言われたときに、尊師はその修行僧にこのように言われた。・・・「修行僧よ。これは牡牛ではない。これは、悪魔・悪しき者がそなたたらを眩惑するためにやってきたのだ。」
7,さて尊師は、「これは悪魔・悪しき者なのだ」と知って、悪魔・悪しき者に向かって誌を以て語りかけられた。・・・「色かたちと、感受作用と、表象作用と、識別作用と、形成されたものと、・・・わたしはこれではない。またこれは、わたしに属するものではない。このように観じて、わたしはそれらについての執着を離れる。このように執着を離れて、安穏に達し、一切の束縛を超えている者を、魔軍がいかなる場所に探し求めても、見いだすことができなかった。」
8,そこで悪魔・悪しき者は、「尊師はわたしのことを知っておられるのだ。幸せな方はわたしのことを知っておられるのだ」と気づいて、打ち萎(しお)れ、憂いに沈み、その場で消え失せた。
*鉢(はち)・・・仏道修行者の食器。また僧が托鉢(たくはつ)の時に所持する器です。 |