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大師寺 からのお知らせ
2011年06月02日
施しの食物
1,或るとき尊師はマガタ国のうちパンチャッサーラー(五本の沙羅樹)という名のバラモン村に住しておられた。
2,そのときパンチャッサーラーというバラモン村では、若い男女が互いに贈り物をする習俗があった。
3,さて尊師は朝早く衣を着て、鉢と重衣とを身に受けて、パンチャッサーラーというバラモン村に、托鉢のために入って行かれた。
4,そのときパンチャサーラ村に住むバラモンや資産者たちは、悪魔・悪しき者にとりつかれていた。・・・「修行者ゴータマが托鉢の食物を得ることができないように、・・・」と。
5,さて尊師は、洗った鉢をもってパンtyサーラというバラモン村に托鉢のために入って行ったが、やはり鉢を洗ったままで帰ってきた。
6,そのとき悪魔・悪しき者は、尊師に近づいた。近づいてから、尊師に次のように言った。・・・「修行者よ。施しの食物を得たかね?」
7,「悪しき者よ、わたしが施しの食物を得ないように、お前がそうさせたのではないか。」
8,「では、尊いお方!パンチャサーラというバラモン村に再び入って行きなさい。尊師が施しの食物を得られるように、わたしははからいましょう。」
「悪魔は、如来を襲うという禍をかもし出した。悪しき者よ。そなたは何を考えているのだ?わたしには、悪の報いは起こらない。われらは、何者をももっていないが、さあ、大いに楽しく生きていこう。光り輝く神々のように、喜びを食(は)む者となるだろう。」
9,そこで悪魔・悪しき者は、「尊師はわたしのことを知っておられるのだ。幸せな方はわたしのことを知っておられるのだ」と気づいて、打ち萎(しお)れ、憂いに沈み、その場で消え失せた。
ーーーーーブッダ |