当山にては、菩提寺が無くてお悩みの方、菩提寺が遠くて先祖供養が出来ないという方ご相談下さい。皆様方のご先祖様や故人のご冥福をお祈り致します。
また、ご葬儀・法事・先祖供養・水子供養・月参り・春秋彼岸、お盆参り・悩み事・開運厄除祈祷等ご相談承ります。
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大師寺 からのお知らせ
2010年03月28日
いのり
「宗教とは悩みを抱くものの心と、ゆだねられた運命をつかさどる神秘的な力との間の、まじわりである。
神とのまじわりを実現させるものが祈りである。祈りは生きた宗教である。祈りは神秘的な力の現前を感じ、
それと個人的な接触に、自分をおくことである。」・・・・・・サバチエ
人間の究極的な実存は「信ずること」と「愛すること」と「祈ること」の三つに尽きると思います。
これを「信」と「愛」と「祈り」と言いかえてもよいでしょう。
この三つは人間存在の極限の条件です。つまり、「信」と「愛」と「祈り」があってこそ、人の人たるゆえんがあります。
それは人間以外の動物から人間を区別する準備となるものです。
祈りは人間が人間の限界をみずから自覚している証拠とであるといわなければなりません。
それは、私たち人間を越えたもの、神仏への唯一の通路であり、人間と神仏との対話なのです。
お不動さまの教えでは、これを「上求菩提(じょうぐぼだい)、下化衆生(げけしゅじょう)」といいます。
「上(かみ)には菩提を求め、下(しも)には衆生を化(け)す」と読みます。
みずからさとりを求めるとともに、すべての人びとを導き救済する意味です。
これこそ、お不動さまを信仰する唯一の道です。
密教は、「祈りの宗教」であります。これは「信」と「愛」とを支えとしているのであって、その意味においても、密教は大乗仏教の至りついた仏教の理想形態です。また、宗教本来のありかたを示しているものといえるでしょう。
「真実の祈りは人間心理の綜合的なはたらきであって、知・情・意すなわち理知と感情と意志が合一した聖なるものとしてのそれまで高められるべきものであります」・・・・・・宮坂宥勝 |