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大師寺 からのお知らせ
2010年04月11日
思い出と人生
「年老いて思い出のない人生は不幸である」・・・・・トルストイ
*思い出に人生の積極的な価値を認めた言葉である。
あとになって思い出とするに足りる日々を送れ、ということ。
若い人、まだ手遅れにならない人を意識していった言葉。といいたい。
その時その時を大切にしよう、悔いのない生涯を。
昔の人は短命で、平安時代には40才まで「生きのびる」と、お祝いをしたという。
今の日本は長寿社会、高齢化社会となり、70才といえども、古来稀なる年齢ではなくなってしまった。
では、その残る思い出とは何だろう。
青少年期のスポーツ、友人、趣味、生活の思い出。中にはホロ苦いもの、つらいものもあるだろう。
とにかく、単なる記憶ではないことは確かである。できれば後味のよいさわやかなものであってほしいと思う。
結果的に成功、不成功はあるが、一つのことがまさしくあったのだ。
思い出は多いにこしたことはないが、少なくても、たったひとつであっても、
真に思い出の名に値するものであるなら、それなりに意義と強みを持っているのだ。 |